置き畳とは|種類と特徴・選び方まで徹底解説

置き畳を使ったことはありますか?
最近はマンション暮らしで和室がないという方も多いかもしれませんが、置き畳を使えば、日常生活の中に和の空間を手軽に作ることができます。

この記事ではそんな便利な和のアイテム、置き畳についてご紹介します。

置き畳とは

置き畳とは、その名の通り、床に直接置くことで、好きな広さで畳のスペースが作れる便利な畳のことです。置き畳は、フローリングの部屋に和の趣をプラスしたい人や、畳の上でくつろぎを日常に取り入れたい人にもおすすめの商品です。

ふつうの畳ほどより小さい商品が主流で、半畳タイプのものが多く出回っています。
大きさにすると約82×82㎝程度です。 また、通常、和室に敷く畳と比べて厚さ約15㎜程度と薄いです。

重さも軽いので、女性でもご高齢の方でも扱いやすいのが魅力でもあります。

 置き畳の種類

置き畳には、畳表の素材や商品の特徴で主に以下の4種類があります。

 和紙織畳

和紙織畳とは、表面に和紙を織り込んだ畳のことです。和紙織畳は、本物の畳に近い風合いや色合いを持ち、自然な感触が楽しめます。また、和紙は湿気を吸収して放出する性質があるため、カビやダニに強く快適な環境を保てると言われています。

和紙織畳は、本物の畳のような和モダンな雰囲気を求める人におすすめです。

 い草畳

い草畳とは、表面にい草を使用した畳のことです。
い草畳は、い草の香りや肌触りが魅力で、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があります。また、い草には空気を浄化する効果や、静電気を防ぐ効果もあります。

い草畳は、いわゆる昔ながらのい草の自然な魅力を味わいたい人におすすめです。

 ポリプロピレン製畳

ポリプロピレン製畳とは、表面にポリプロピレンという合成繊維を使用した畳のことです。ポリプロピレン製畳は、色や柄が豊富で、おしゃれなデザインが多いのが特徴です。

また、ポリプロピレンは水に強く、汚れやシミにも強いため、掃除が簡単です。ポリプロピレン製畳は、部屋のインテリアに合わせて選びたい人や、手入れが楽な畳を求める人におすすめです。

 貼る畳

貼る畳とは、裏面に密着シート加工が施された畳のことで、床に貼り付けることができます。貼る畳は、置き畳と比べて、ズレや隙間ができにくく安定感があります。

また、貼る畳は、畳スペースをしっかり固定したい人や、空間を自由にアレンジしたい人におすすめです。

 置き畳の選び方

置き畳を選ぶときには、次のポイントを参考にしてみてください。

サイズで選ぶ

置き畳は、作りたいスペースの広さや場所に合わせて選びましょう。
サイズとしては半畳タイプ(82cm×82cm)が多いですが、それよりも小さいサイズや長方形も販売されています。

部屋の床全体に敷き詰めたいなら、カットできるタイプを選ぶのもいいですよ。

厚みで選ぶ

置き畳を下の階などへの防音の目的で選ぶなら、厚みを優先して選びまし。

置き畳は薄手の者が多いのですが、中には30mmの厚みのあるものも販売されています。厚いほうがクッション性もあり音が響きずらいです。

機能で選ぶ

湿気がたまりやすい場所や換気がしずらい状況なら、防カビや防臭の機能性に優れた置き畳を選ぶのもおすすめです。

また、先にご紹介した貼る畳の他にも、ジョイントしてつなげられるタイプもあります。用途に応じて検討するといいでしょう。

色や柄を優先して選ぶ

置き畳の色や柄を優先して、部屋のインテリアや雰囲気に合わせて選ぶのもおすすmです。和紙織畳やい草畳は、自然な色合いが多く、落ち着いた雰囲気を作ります。

ポリプロピレン製畳は、カラフルな色やおしゃれな柄もあり、明るい雰囲気が作りやすいですよ。

予算で選ぶ

-置き畳の予算は、素材やサイズ、デザインなどによって異なります。一般的には、和紙織畳やい草畳は、高価なものが多く、ポリプロピレン製畳や貼る畳は、安価なものが多いです。自分の希望やニーズに合わせて、コスパの高い置き畳を選びましょう。

この記事のまとめ

この記事では、置き畳とは何か、どんな種類があるか、どうやって選ぶかをわかりやすく説明しました。また、置き畳のメリットや、置き畳が向いている人についても触れました。この記事を参考にして、自分にぴったりの置き畳を見つけてくださいね。