リビングに畳コーナーを設けると、和と洋の良いところををミックスして、様々な用途に活用できます。
この記事では、おしゃれな畳コーナーの作り方と、参考になるアイデアや後悔した事例などもを紹介します。
実は、我が家にも畳コーナーがありますよ
そもそも、畳コーナーって何?
畳コーナーとは、畳の特徴を生かした住居のスペースのことです。
最近では、モダンな家具やインテリアと組み合わせ、和洋折衷のスタイルで「和モダン」として取り入れられることもあります。
畳はクッション性が高いなどの特性を持っているので、居心地よい空間作りに使われます。
畳コーナーはどんな風に使われるのかしら?
畳コーナーの活用例を見ていきましょう
子供の遊び場やお昼寝
畳コーナーは、子供が安心して遊べる場所になります。
「遊ぶ場所はここ」と決めておけば、畳が空間を区切ってくれるので子供にも理解しやすいです。
おもちゃや絵本を置いて、自由に遊ばせたり、お昼寝にも最適です。子供用のお布団を敷いて、また、時には座布団で代用しても、さっとお昼寝スペースが作れますよ。
フローリングの床よりもクッション性が高いというのも安心ですね。
洗濯物をたたむ
畳コーナーは、洗濯物をたたむのに便利な場所になります。
畳の上に洗濯物を広げて、しわを伸ばしながらたたむことができるので便利です。
畳は、膝をついても痛くないのがいいですよね
子供さんと一緒に洗濯物をたたむのもいい思い出になるかもしれませんね。
赤ちゃんの育児スペース
畳コーナーは、赤ちゃんの育児スペースに最適です。
フラットな畳コーナーにすれば、赤ちゃんが寝返りを打っても、転がっても、落ちる心配がないので安心ですよね。
そういえば、「添い寝」の時期は畳の部屋を使っているママさん、多いですよね
臨時の客間に
畳コーナーは、宿泊の来客にも対応できる場所になります。
布団を敷けるスペースがあれば、簡単に客間に変えることができます。普段は別の用途に使いつつ、臨時の時は客間に変えられるのも、畳コーナーの魅力です。
リビングの畳コーナーのよくある事例
リビングの畳コーナーを作る方法には、大きく分けて二つあります。
一つは、置き畳を敷いて作るフラットな畳コーナーです。もう一つは、小上がりの畳コーナーです。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
置き畳を敷いて作るフラットな畳コーナー
置き畳とは、床に直接敷くことができる薄い畳のことです。置き畳を敷くと、リビングの一部を簡単に畳コーナーにすることができます。置き畳は、サイズや色、柄などが豊富にあるので、自分の好みやインテリアに合わせて選ぶことができます。
置き畳を敷いて作るフラットな畳コーナーのメリットは、以下の通りです。
- 設置が簡単で、手軽に畳コーナーを作ることができる
- 畳コーナーのサイズや形を自由に変えることができる
- 雰囲気を変えたいときに、置き畳を入れ替えることができる
- 撤去したいときに、置き畳なら片付けることができる
一方、置き畳を敷いて作るフラットな畳コーナーのデメリットは、以下の通りです。
- 畳コーナーがフラットなので、リビングとの区切りがはっきりしない
- フラットなので、座り心地や寝心地が硬い
- 畳の上に物を置くと、床に傷がつく可能性がある
小上がりの畳コーナー
小上がりとは、床よりも少し高くなったスペースのことです。
小上がりに畳を敷くと、リビングの一部を畳コーナーにすることができます。小上がりの畳コーナーは、和室のような雰囲気を作ることができます。
小上がりの畳コーナーのメリットは、以下の通りです。
- 畳コーナーが小上がりになっているので、リビングとの区切りがはっきりする
- 座り心地や寝心地が柔らかい
- 畳の上に物を置いても、床に傷がつかない
- 設計次第では、小上がりの下を収納スペースにすることもできる
小上がりの畳コーナーのデメリットは、以下の通りです。
- 自分での設置が難しい
- 畳コーナーのサイズや形を変えることができない
- 雰囲気を変えたいときに、畳を入れ替えるのが大変
- 撤去したいときに、小上がりを解体する必要がある
よくある後悔
リビングに畳コーナーを作ると、おしゃれで快適な空間になりますが、実際に作ってみると、後悔することもあります。
畳コーナーを作る前に、よくある後悔事例を知っておくと、失敗を防ぐことができます。以下に、よくある後悔事例を紹介します。
狭かった、広すぎた
畳コーナーのサイズは、リビングの広さや家族の人数、生活スタイルに合わせて決める必要があります。畳コーナーが狭すぎると、活用できるスペースが少なくなります。
畳コーナーが広すぎると、リビングの空間が圧迫されます。畳コーナーのサイズを決めるときには、以下のポイントを参考にしてください。
- 畳コーナーの目的や用途を明確にする
- 畳コーナーの使用頻度や人数を考える
- 畳コーナーの配置や形をイメージする
- 畳コーナーのサイズを測ってみる
小上がりから子供が落ちそうで心配
小上がりの畳コーナーは、リビングとの区切りがはっきりしていて、座り心地や寝心地が良いですが、小上がりから子供が落ちてしまう可能性があります。
特に、赤ちゃんや幼児のいる家庭では注意が必要です。小上がりの畳コーナーを作るときには、以下の対策を取ると安心です。
- 小上がりの高さを低くする
- 手すりやクッションを設置する
- 小上がりの下に敷物やマットを敷く
リビングとインテリアのバランスが難しい
畳コーナーは、和と洋の雰囲気をミックスできるというメリットがありますが、逆に、リビングとインテリアのバランスが難しくなるというデメリットもあります。
畳コーナーが浮いてしまったり、リビング全体の統一感がなくなったりすることがあります。畳コーナーとリビングとの調和をとるためには、以下の工夫をすると良いでしょう。
- 色や柄をリビングのインテリアに合わせる
- 畳コーナーに置く家具や小物をリビングのインテリアに合わせる
- 畳コーナーとリビングの境界にカーテンやラグなどを置く
和室にすればよかった
畳コーナーは、リビングの一部を畳で覆ったスペースですが、和室は、壁や天井も畳に合わせた素材で作られた部屋です。畳コーナーと和室では、畳の面積や雰囲気が大きく異なります。
作った後に、和室にすればよかったと後悔することがあります。畳コーナーと和室の違いを理解して、自分の好みやニーズに合った選択をすることが大切です。
和室と畳コーナーの違い
畳コーナーと和室の違いは、以下の通りです。
- 畳コーナーは、リビングの一部を畳で覆ったスペースで、和室は、壁や天井も畳に合わせた素材で作られた部屋である
- 畳コーナーは、リビングとの区切りがはっきりしないことが多く、和室は、リビングとの区切りがはっきりすることが多い
- 畳コーナーは、和と洋の雰囲気をミックスできるが、インテリアのバランスが難しいことがある。和室は、和の雰囲気を楽しめるが、洋のインテリアと合わせるのが難しいことがある
- 畳コーナーは、設置が簡単で、サイズや形を自由に変えることができるが、撤去が難しいことがある。和室は、設置が難しく、サイズや形を変えることができないが、撤去が簡単である
この記事のまとめ
この記事では、おしゃれな畳コーナーの作り方と、参考になるアイデアや後悔事例を紹介しました。
畳コーナーは、リビングに和と洋の雰囲気をミックスできるだけでなく、様々な用途に活用できるスペースです。畳コーナーを作る前に、目的や用途、サイズや形、配置や色などを考えて、自分の好みやニーズに合った畳コーナーを作りましょう。